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2007年 03月 25日
展覧会の会場デザイン
展覧会の会場デザインをしました。

僕は、会場全体構成及び展示台、エントランスボードのデザインをしました。
展示台のディテールの詰めや会場の設営、展示のキュレーションなどを
建築設計同期6人と頼りになる先輩方と共にチームで行いました。

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展覧会タイトルは「Pliage 建築の折り目」。
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Pliageとはフランス語で、折るという意味。
設計の行為を折ることだと見立て、大きな紙をまず想定する。
紙を順に折っていき辿りついたかたちは、たち現われる建築である。
そして、その紙を開いてみる。
そこには、折り目によって残されたわずかに起伏のある面があり、
それは多様な設計のプロセスの痕跡である。

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ここではその紙の上にそっと置くように、
5つのプロジェクトを時系列に沿って展示している。


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エントランスボードに穿たれた穴から、紙の折り目を横断的に眺める。


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プロセスと逆行する方向。プロジェクトの最後の折り目は他よりも強く折られている。




以下、設営から展示物が入る前までの様子。
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by ryoexit | 2007-03-25 03:56 | 建築・都市
2006年 09月 03日
世田谷美術館「クリエイターズ - 長大作/細谷巖/矢吹申彦」
(あー、ちょっとずつ「今」に追いついてきた。。)

世田谷美術館「クリエイターズ - 長大作/細谷巖/矢吹申彦 まだ見ぬ日常への案内者たち」を観に行く。

世田谷美術館は、田園都市線「用賀駅」から結構歩いたところにある、砧公園の中にある。
そこまでを誘導するように、象設計集団が設計した「用賀プロムナード」がある。
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モダニズムとはある種逆をいく、曲線的で有機的なデザインに加えて、よく出来た親水空間やアルコーブ的な場がたくさんあることが、地域の人々の愛着に結びついていると感じた。
家族連れが子ども遊んでいたり、老夫婦が散歩していたりしてみんな気持ちがよさそうだったな。
こういうある明快な決定ルールで作らない設計の方が、労力も、ある種の決断も、それに比べて必要なのかもしれないと感じた。


次に、美術館に着く前に砧公園に驚く。
とにかく、9割くらいが家族連れなんじゃないかっていうくらいに子どもと若夫婦で溢れていた。
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やっぱり、人がそこで何かしている様子があって、そこの場が生き生きとしてくるなぁ、と実感。
たとえそれが公園であっても建築であっても。


本題の世田谷美術館「クリエイターズ - 長大作/細谷巖/矢吹申彦 まだ見ぬ日常への案内者たち」。

長大作さんの、机や椅子に実際に触ったり座れたり出来て思ったのは、身体に近いものを設計するときには、ちょっとした変化が大きな違いを生む非常に繊細なものだということ。
それはやっぱり色々と実際に見て体験しないと分からないと思った。

細谷巖さんが10代から走り続け、つくり続けてたものがダーっと並べて見せられるだけで圧巻。
個人的には50年台から70年代くらいまでにかけての広告のフレーズとか構成とか使われている写真とかの選び方にグッと来てしまった。
筆字で書かれた「男は黙ってサッポロビール」には驚いた。

矢吹申彦の作品を見て素直に思ったのは、イラストレータとアーティストは、異なるスタンスでやっていかないといけないなということ。
そう思ったのは、最近、岡本太郎の文章を読んでいる影響もあるかもしれない。
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by ryoexit | 2006-09-03 15:27 | 日常
2006年 09月 02日
「版画のリズム」@東京アートミュージアム
昼に髪を切って、その足で東京アートミュージアムでやっている「版画のリズム」を観に行く。

ヤン・フォスさんの作品に繊細さと力強さを感じた。

そこの近くのギャラリーで武蔵野美術大学のゼミが展覧会を開いていて、その中で学生さんたちが課題に取り組んだ成果をまとめたそれぞれの本があった。
こういう風に一人で考えて何かを完成させることの繰り返しが大切だとこのとき改めて感じ、またそこにいる人たちのモチベーションそのものが宝なんだなぁと思った。
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by ryoexit | 2006-09-02 13:40 | 日常
2006年 08月 27日
横浜美術館「日本×画展」
横浜美術館でやっている「日本×画展」を観に行く。

藤井雷さんの、封筒裏に書き続けている(今も書いているようなので進行形)作品は、その継続し続けている状況と物量で圧倒される。
元々封筒裏に絵を描き始めたのは、長いあいだ一人でどこかの島にこもっていた時に、絵を封筒裏に描いて、自分の安否を家族に知らせていたことから始まったとか。
ただ送られてくる絵を毎回、家族がどう受け止めていたかを、連なった絵を見ながらちょっと想像。

しりあがり寿さんの展示、よかった。
「オレの王国、こんなにデカイよ。」って。
展覧会最後に、インタビューがビデオで流れてて、
インタビュアがまず最初に、
「今回の作品のタイトルは何ですか?」って聞いたら、ハッとした顔して笑いながら、
「あ、やべ、考えてなかった。どうしよ。…オレの王国、こんなにデカイよ、かな。」
みたいなノリが彼らしくてよかった。
でも、あれだけデカイ王国つくれちゃうのはさすがでした。
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by ryoexit | 2006-08-27 14:14 | 日常
2006年 08月 26日
上野国立博物館「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」
上野国立博物館でやっている「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」に滑り込みで行ってきた。

甘く見てました。
すごくよかった。
オススメです(上野では終わってるけど。今度は京都。次は九州。最後に愛知と回っていくみたいです。仙台には行かないみたい。みんなに見て欲しいのに。)
若冲の筆と墨だけで描いた作品群。美しかった。

展示方法で屏風を見せるときに、一日の太陽の光の移り変わりを再現した照明の工夫はよかった。
キュレーターさんありがとう。
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by ryoexit | 2006-08-26 13:04 | 日常
2006年 08月 18日
走行距離1200kmの旅 (08 小海町高原美術館ほか)
朝、起きると朝じゃなくてもう11時。
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だるそうに一服する中野君。


お世話になったセカンドハウスを後にする。
向かう先は、吉村順三設計の八ヶ岳音楽堂。
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鬱蒼と茂る散策路を突き進む。
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意外と小さくてびっくり。
夏というのに涼しいこのエリアだと、建築の中の方が外より暑くなることもあるんだと驚く。
冬には物凄く寒くなるからそこを基準にして考えないといけない。


次に向かったのは、安藤忠雄設計の小海町高原美術館
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このときやってた企画展は、フィスカルス・デザイン・ヴィレッジ展
フィンランドの首都ヘルシンキから西に80km、フィンランド近代産業発祥の地にある、デザインによる村おこしを軸にしたフィスカルス村の特集。
デザインによる村おこしをするためには、デザインを本職とする各分野のエキスパートが集合し、そこを活動の拠点とすることが重要だということ。
半端な方針ではなく、やるなら徹底的にやらないと、ってことかな。



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安藤忠雄は「とりあえず2つ」らしい。
片方は機能的には意味が無いのが分かる写真。
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彼の建築はこのくらいの立地と規模だと、らしさが出ると思った。
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by ryoexit | 2006-08-18 12:40 | 建築・都市
2006年 08月 17日
走行距離1200kmの旅 (06 秋野不矩美術館)
名古屋市内を走りぬけ、東名高速に乗り、浜松市を目指す。

目的地は、秋野不矩美術館
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長いアプローチ。
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ぐるっと上ってたどり着く。
しかしここの電柱、明らかに狙って古めかしいものを使っている感じだったよ。
昭和か!って思った。

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使ってる素材にこだわりと優しさを感じた。


秋野不矩さんは、53歳の時にインドの大学へ客員教授として赴任して以来、インドに魅せられ、たびたびインドを訪れ風景や自然、寺院などをモチーフに作品を描いてきたそうです。
そのほかに絵本を描いていたそうで、夏休みだということもあり、家族連れが多くいて展示室はいい雰囲気。

この美術館の展示室は靴を脱いで入るので、裸足だとより床の素材感と共に作品を見ることが出来るようになっている。
展示室は2つあって、床にはそれぞれ、「籐ござ」「大理石」が敷かれていて、ぺたぺた歩いたり、座ったりして気持ちがいい。
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座って熱心に絵本を読む姉妹。
人が作品を鑑賞するひとつの理想的な姿だと思った。
絵本の絵は2段構成で、文章は絵と別になってて、こどもでも見れる位置に書いてあるからこういう素敵な事が起こるんだよね。
学芸員さん、いい仕事してます。


これまで一度も藤森照信先生の建築をみた事がなかったけど、細部にわたって本当に愛情が感じられる建築をつくる人だという印象を受けました。

あ、そうそう、残念だったことがひとつ。
「オリッサの寺院」というタイトルの大作が、丁度収蔵庫に入っている期間で見れなかった。
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これは、あるページに載っていた写真で、こんな作品と空間の関係を見たかったなと。
いつかまた訪れたい。
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by ryoexit | 2006-08-17 13:31 | 建築・都市
2006年 08月 16日
走行距離1200kmの旅 (01 豊田市美術館)
夜明け前に出ただけあって、豊田市美術館に開館前に着く。
朝ご飯をミスドで食べてから美術館に向かう。

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今回の展覧会は「黒田清輝展」。
彼は前にも見た事があったけど、何年かぶりに見たら、また違って見えてくるもので面白い。
「昔語り」の一連の習作のプロセスは僕から見たら建築的なプロセスに見えて感動した。
作品そのものは戦時中に焼失してしまったようで非常に残念だった。



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全体を貫く統制された考え方が分かって、空調の収め方だったり、ガラスの追突防止の方法だったりを含めて、谷口さんの徹底したディテールには驚嘆するばかり。
真似しようとして果たして出来るのだろうか。



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今回、一緒に行動した同期の中野君。いい表情してるね。
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空間構成もさすがって感じだった。


今回の展示作品でのヒットはこれ。
「無題(レゴ・モンスター)」。
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ほんとね、「よくやった!」って言いたいです。
レゴは小さい頃、ほんとによく遊んだおもちゃなんだけど、こんなものまで作らせてしまう器を持っているとは思わなかった。


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間違いなく、美しい美術館だと思う。
そして自分の成長に合わせて、また見に来ることになるだろう建築でした。
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by ryoexit | 2006-08-16 13:00 | 建築・都市
2006年 07月 29日
さよなら ナム・ジュン・パイク展
に行ってきた。

展覧会全体に点在して掛けられている彼の言葉の数々、それが非常に印象に残った。

人間は間違いをする自由をもたなくてはね。それはとても大事なことだ。
いちどテープにうつってしまえば、人は死ぬことを許されない。
ビデオ・テープは、巻き戻すことが出来る。でも人生は巻き戻しは出来ない。
―ナム・ジュン・パイク―


あと、自分が興味を持つものの幅が少し拡がったなぁ、と感じたのは、「ユーラシアン・ウェイ (1993年)」っていう作品を見たとき。
この作品は彼(か彼の弟子みたいな人たち)がアジアを横断するときに買い集めた日用品や映像や音を、インスタレーションにして展示しているもので、
今までだったら全体がどうできているか(どういうコンセプトか)を見たら素通りしてしまうタイプのものだったのだけど、今回は雑多に置かれている日用品ひとつひとつにも非常に興味が出てきて、いろんな想像を膨らませて楽しんでました。
こんな生活してたのかなぁ、いやーどうだろな、って。


話はちょっとそれて、ワタリウム美術館はエレベータで展示室間を移動するんだけど、ちょっとエレベータが一般にありそうなやつなので、乗るたびに現実に引き戻されそうな気分になる美術館だった。
マリオ・ボッタさん、あの敷地じゃどうにもならんかったのかな?


話は戻って、これを見て僕は彼(ナムさん)のことが大好きになりました。
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by ryoexit | 2006-07-29 23:09 | 日常
2006年 07月 12日
Steven Holl展 Luminosity / Porosity
現場が近かったこともあり仕事帰りに、ギャラリー間に行く。

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展覧会に寄せてホール氏が書いた内容を抜粋すると、

建築というものを経験するときに沸き起こるはずの感動や歓びのきっかけとなるのは、一つの物体としての形状(フォルム)に心を奪われることではなく、空間の内側、空間の周囲、空間の間といった空間の存在そのものがおこす一連の現象を経験することによる。

「Luminosity / Porosity」で我々が試行したのは、精巧に刻まれた形状の上に反射する、あるいは屈折する現象としての光の特性が、どのようにものの表面となる外観上の様相を超越するかを具体的に表すことだ。

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展覧会の趣旨は明快だと思う。
建築を経験するときの感動や歓びのきっかけ~ という考えも納得できる。

あとは、彼の建築がつくり出す空間の存在そのものがおこす一連の現象を、実際に体験しに行くしかないな、と思った。



そうそう、この日偶然にも幹ちゃんに会う。
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ここで会うなんて、相変わらず建築業界は狭い。
ギャラ間を出た後、お茶を飲みながら近況を話す。
なんだか嬉しかった。
お互いがんばりましょう。
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by ryoexit | 2006-07-12 00:07 | 建築・都市



新宿勤務,建築社会人の日々。建築/都市/映画/小説/漫画/音楽/日常について思ったことを。
by ryoexit
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